過保護が原因で不登校に?

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自主性の欠如、失敗への恐怖

過保護による自主性の欠如や失敗場面への耐えられなさから不登校になる場合があります。

 

親が必要以上に手をかけすぎるために、学校場面のようなストレスフルな場面に適応できず、不登校になることがあります。特に、学校に入学したての頃や幼い学年で見られます。もちろん、初めての学校という場面ではご両親が心配しすぎるのもよくわかります。

 

自分で考え、失敗して成長していく

しかし、心配だからといって、すべてお膳立てしたり、お子さんが失敗しないようにと先回りして親の方が色々と手助けしてしまったり、本人が自分で考えるようにもっていけなければ、逆効果です。

 

学校では、自分で考えて行動することが多くなりますし、理不尽な目にあったり、失敗だってします。

 

でも過保護な親御さんに育てられたお子さんの場合、いつも親の後押しがないと動けなかったり、理不尽な場面や失敗場面に耐えられず、ちょっとしたみっともない場面を友だちの前で見せてしまった、などということで不登校に陥る場合もあるんです。

「過保護かなっと思ったら」不登校の子供への対応法は?

本人の意見を尊重する

親はどうしても、こちらの方がいいという最善策を知っていることが多いです。だから、ついつい口出し、手出ししてあげてしまうことがよくあります。でも、失敗も本人の糧になります。だから、できる限りお子さんに選ばせたり考えさせることが必要です。

 

本人の意見を尊重して、見守る、助けを求めてきたときに手を貸すくらいに、だんだんと手を引いていきましょう。

 

できそうな場面から復帰を試みる

本人の好きな教科や入りやすい専科の授業、休み時間や朝の会や帰りの会だけ、行事に参加する、など、本人の負担の少なそうな場面から少しずつ復帰させようと試みると効果的です。保健室登校もひとつの手です。

 

最初は保健室だけで一時間過ごす、慣れてきたら時間を増やす、少しだけ授業に顔を出し保健室に戻る、など、スモールステップで行うと効果的です。

 

もちろん、無理強いは禁物ですが、過保護のお子さんの場合、どうしても家にこもりがちになってしまうので、なるべく気持ちを外に向けるように持っていくのが良いでしょう。

 

学校の先生や自治体のカウンセラーなどにお任せしてみる

過保護の親御さんは、どうしても自分でどうにかしようと思いがち。でも、ここは思いっ切って先生に対策をお任せしてみたり、学校や自治体のカウンセラーに策をゆだねてみましょう。

 

自分だけの狭い視野から抜け出せ、お子さんも自分らしく生き生きと生活できるきっかけをもらえるかもしれません。

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