授業が辛いと2学期初日から不登校に

授業が辛いと2学期初日から不登校に

高校生のお子さんの不登校に関するご相談内容

二人兄妹の兄で、高校一年の男子です。2学期の初日から学校に行きたくないと言い出し不登校状態になりました。

 

進学高にギリギリの成績で入ったためか、授業や朝課外が辛いと言います。

 

はじめは夏休みにスマホのゲームばかりして課題が終わっていないことで、学校に行きたがらないのかと思いましたが、考え方が幼く刹那的で現実逃避的な言動が多く、甘えか発達障害かもしれません。

 

分からなくても良いから、とりあえず学校に行って貰いたいのですが、どう対処したら良いか分かりません。

 

相談者:ひろりんさん

 

スポンサーリンク

「授業が辛いと2学期初日から不登校に」への返答

不登校カウンセラー田中

ひろりんさん、はじめまして。お子さんの不登校に悩むママ支援カウンセラーの田中シズミです。

 

2学期が始まり、息子さんが不登校傾向にあるとのこと...とても心配ですね。お気持ち察します。

 

夏休みを挟んでの登校はどの子にとっても足が重いと思います。

 

自由であった夏休みから一変して、勉強に追われる毎日…進学校に通う子どもは特にそうだと思います。できないと思ってあきらめる子、頑張りすぎてバーンアウトする子など様々です。

 

息子さんは何のために高校に入ったか

息子さんは何のために今の高校に入ったのでしょう?息子さん自身がその高校で何かを学びたかったから?それとも親が喜ぶから?先生の勧め?

 

「とりあえず学校に行ってもらいたい」というのはひろりんさんの思いであって、息子さんは学校で何を学びたいと思っているのでしょう?

 

今の日本では自分の将来に夢をもたない子どもが世界一多いといいます。夢を持たない大人が多いので仕方がないとも言えます。子どもたちは大人の鏡ですから。

 

夢や目標がないけれど、とりあえず学校に行く…という子どもが大半かもしれません。

 

子供に親はどう見えているか

ひろりんさんも、ご主人も毎日楽しくお仕事に励まれていますか?親の楽しむ姿、頑張る姿をお子さんに見せることはとても大切です。

 

お子様の前で職場の愚痴や弱音を話してしまってはいませんか?お子さんが学校に行きたくない理由は勉強のことや友人のことなど様々です。

 

自分は学校で何を学ぶか?何のために学ぶか?という根本のところをしっかり理解できてこそ、その上に積み上げられていきます。

 

息子さんの才能を開花できる部分を親御さんがサポートして見つけてあげることも時には必要です。子どもによっては一緒に学ぶことが必要な場合もあるかもしれません。

 

子供に対してできる対応は様々

親子で話し合うことも大切ですが、知人や親せきに息子さんより年齢が上でアドバイスをいただける方がいらっしゃれば、息子さんと話す機会をもってもらうことも何かのきっかけになるかもしれません。

 

息子さんにあまり無理強いはせず、しかしいろんな角度から働きかけてみてください。

 

いま母親であるひろりんさんにできることはいろいろあると思います。息子さんが毎日食べる食事についても愛情込めて作ってください。

 

できる限り、添加物や糖分、パン食は避けられた方が息子さんのやる気を高めることにつながります。

 

息子さんが学ぶことに対して笑顔を取り戻せる日が一日も早く来ますように願っています。

 

子どもの不登校に悩むママ支援カウンセラー田中 シズミ(プロフィール詳細を見る

 

スポンサーリンク

 

 

不登校カウンセラー後藤

まじめまして、ひろりんさん。カウンセラーの後藤です。よろしくお願いいたします。

 

ひろりんさんは息子さんの不登校のことで悩んでおられるのですね。

 

私は長年に渡り、息子の不登校を見て来ました。ですから、ひろりんさんのお気持ちはとてもよくわかります。お察し致します。

 

息子さんの不安について

「進学校にギリギリの成績で入った」とありますが、息子さんご自身がそのことを今もなお気にしておられるのであれば、息子さんは

 

「期待に胸を膨らませて入学したはずなのに、現実は自分の思い描いたものと違っていた」と戸惑いを感じておられるのと同時に「中学時代にもっと色々な学校の情報を集めて、それらをよく比較検討するべきだった」と後悔しておられるのではないでしょうか?

 

あるいは、学校自体が原因という訳ではなく、人間関係で悩んでおられるのかもしれません。いずれにせよ息子さんは、ご自分の将来や、現在のご自分について不安を抱えておられるのでしょう。

 

「授業や朝課外が辛い」と学校でのことをお母さんにちゃんと話をされるということは、ひろりんさんとの親子関係はきっと良好なのでしょうね。

 

一度息子さんと、息子さんの将来や友人関係についてよく話しあわれてはいかがでしょうか?

 

将来何がしたいのか、どんな職業につきたいのか、そのためには今どのような勉強をすべきか、また、仲の良いお友達の話などを息子さんが落ち着いて話のできる状態の時に話されるとよいでしょう。

 

子供の気持ちを聴いて上げてください

その時息子さんを攻めるような態度をとることはNGです。「とりあえず学校に行って貰いたい」というひろりんさんのお気持ちはとてもよくわかりますが、そのような言葉もNGです。

 

あくまでも息子さんのお気持ちを聴いてあげることが大切です。一度にたくさんの質問はせずに、少しずつ、何度か話し合ってみてください。

 

そして、息子さんが辛い胸の内を話されたら、それを受け止めて、共感してあげてください。お茶など飲みながら、お互い気楽に“世間話のついで“という感じで話せるといいですね。

 

発達障害について

「考え方が幼く刹那的で現実逃避的な言動が多く、甘えか発達障害かもしれません」とありますが、ひろりんさんがそのことを度々気にされているようであれば、お住まいの地域の児童相談所か福祉課に、一度ご相談されることをお勧めします。

 

そこで専門家を紹介していただいて相談することができますし、もしも息子さんに障害があるようならば、今後のことについての適切なアドバイスをしていただけます。

 

今後の対応について

息子さんが今の学校にどうしても馴染めなくて、登校できないと言われるのであれば、通信制高校に転校することも視野に入れられてはいかがでしょう?

 

ちなみに私の息子は、高1の2学期に通信制高校に思い切って転校しました。私も息子も今「あの決断は正しかった」と実感しています。

 

ゆっくりと、決して焦らず、息子さんの将来のために一番良い方法を息子さんと一緒に考えてあげてください。

 

カウンセラー後藤より(プロフィール詳細を見る

 

関連記事

スポンサーリンク

不登校解決への近道を知るには

不登校克服

「不登校の原因が分からない」「子供にどう接したらいいか確信が持てない」「スクールカウンセラーに相談しても良くならない」とお悩みの方へ。

不登校解決への近道は、「子供に寄り添い、話を聞いてあげる事」です。
たったこれだけの事で効果はきちんと現れます。

あなたは「私はちゃんと子供の話を聞いている!」

と思うかもしれません。
でも本当に出来ていますか?

子供の話を聞いてあげる、そして親子で一緒に答えを出す

という方法で多くの親子が不登校の問題を解決している事例があります。

参考にして下さい。

⇒「不登校解決の方法・事例」の詳細を見る


 

●ページナビ

 

不登校について学ぶ

不登校,授業,2学期

不登校にまつわる原因・対策・子供との接し方・学校との付き合い方・親として意識するべきことなど様々な視点で不登校について学びましょう。

●不登校について学ぶ

質問相談

不登校,授業,2学期

不登校やひきこもりなど様々な問題に対して当サイトの複数のカウンセラーにメールで無料で質問・相談できます。メールアドレス記入不要です。

●質問・相談する