生きることを問う

不登校,ひきこもり,脱出,子ども,親.いじめ,生きる

人は、どこからきて、どこにいくのか・・・。

 

昔からいろんな人が考えて、議論をしてきて、今も分からない謎です。

 

輪廻転生があるのか、ないのか、この世の中に神という存在がいるのかいないのか、あの世というものがあるのか、ないのか、死んだらどうなるのか、行って来て、帰ってきた人というのが1人もいません。

 

だから、誰にも分からないこと。

 

命を感じた瞬間を忘れずに

普通に生きていると、生きていること、"生(せい)"を感じることは、ほとんどありません。

 

毎日、同じような時間が続くように感じ、明日も今日と同じ日があると錯覚してしまいます。人が、"生"を感じる瞬間は、それは"死"を間近に感じた時に起こります。

 

親しい人が亡くなった時、今目の前にいる人がもしかしたら死んでいたかもしれないと知った時、大切にしていたペットが息を引き取った時、自分自身が死に直面した時など。

 

光と影は背中合わせとはよく言ったもので、"死"を感じることによって今ある"生"を感じるというのは、少し皮肉な話なように思えます。

 

しかし、もう一つ命を感じる瞬間があったと思います。

 

それは、あなたの子供が生まれた瞬間はどうでしたか?

 

「生まれてきてくれてありがとう」

 

口に出しはしなかったかもしれないけれど、新しい命が誕生した瞬間、誰もが心の底では思ったはずです。

 

子供が大きくなるまで何も無く育つことは稀で、大きいものではなくても、ほとんどの人が何か病気をしたり、怪我をしたり、心配もしてきたと思います。

 

「生きていてくれてありがとう」本当は、大切な人に対して誰もが思っていることです。

 

どこかで薄れてしまった感覚で、でも本当は子供が引きこもりになろうが、不登校になろうが、生きていてくれていることで、充分なのではないですか?そこが、スタートになりませんか?

 

命があって、そこに感謝があり、そしてその上で、今ある社会とどう向き合っていくのかというテーマがあります。

 

誰かの考えに縛られる必要はありません。

社会とどう向き合うかは今まで手を変え、品を変えてお話してきましたが千差万別で100人いれば100通りの生き方があっていいはずで、誰かが考えた、こうあるべきという考えに縛られなくてもいいはずです。

 

そしてその答えは、学校のテストのようにどこかに答えがのっているものでもなく、誰かに与えてもらえるものでもなく、

 

自分自身が悩み、頭を使い、自分の人生の中から答えを見出していくことしかできません。どう生きていくのか、その生き様を改めて自分自身と対話してみてください。

 

「生まれてきてくれてありがとう」も「生きていてくれてありがとう」も、意識をしていなければどこかで忘れられていってしまいます。しかし、本当は何より忘れてはいけないものだと思います。

 

これを意識しているかしていないかで、周りの人との接し方は変わってきます。命への感謝を忘れないで、その上に生活の豊かさを築いていきましょう。


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