ひきこもり状態で話ができない。不登校の高校3年生男子

ひきこもり

不登校の子供について

【 相談者 】 ゆうこさん
【 子供の年齢 】 18歳
【 子供の性別 】 男子
【 不登校の期間 】 ~6か月

 

高校生の子供の不登校ひきこもり相談内容

現在高校3年生の息子についての相談です。

 

兄弟はなし。昨年の11月頃に自分のことに口出ししないでくれと言い、両親と話しをしなくなった。その後、3月に3週間、6月になってから再度部屋にこもりきりとなり、現在不登校の状態です。

 

先生からの電話にも出ず、友だちからのメールも見ていない。部屋から出るのは食事とトイレと風呂だけで、最近は食事量が減り、風呂も入らないことが増えてきた。

 

話しかけるとバタンと扉を閉めて部屋に戻ってしまうので、見守ることとしている。病院やカウンセラーに連れ出すことはとても難しい。

 

幼い頃から自己主張が少なく、将来の夢を話したりはしないが、頑固な面があり変化を好まない。今後、どのようにしていけばいいのかを相談したい。

 

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ひきこもりで話ができない相談への返答

chaco不登校相談

こんにちは。はじめまして。カウンセラーのchacoと申します。よろしくお願いいたします。

 

高校3年生の息子さんの件でのご相談ということですね。メール拝見させていただきました。実際に息子さんにお会いしてお話伺ったというわけではないので

 

あくまでゆうこ様からいただいておりますデータをもとにということで、考えられるいくつかの可能性のお話になりますのでその点につきましてご了承いただけたらと思います。

 

話ができない状態について

自分のことに口出ししないでくれと言い両親と話をしなくなったというところに焦点を当ててみたいと思います。

 

ここまで、息子さんを愛情いっぱいかけて育ててこられたのではないかと思うのですが、親も初めての子育て、当然手さぐりで育てていくのはみなさんも同じだと思います。

 

子供のタイプもそれぞれで親との相性もありますからこれが正しいというものは存在しないと思うんですね。

 

自己主張しない動機は様々

幼いころから自己主張が少なかったということですが、性格的には本当に物事にこだわりがないタイプもあれば、内心はしっかりした自分の意見はあるが外に発信しないタイプ、親に心配かけたくない、あるいは怒られたくないのであえて言わないタイプなど一つの事柄だけでも実際どう思って自己主張しないのかは様々です。

 

たとえ自分の子供だからといって、必ずしも親と同じ感覚ではないというところに子育ての難しさがあるのではないかと思うのですが、もしかしたら、息子さんはゆうこ様が考えていらっしゃる以上に芯のしっかりしたご自分の考えが確立しているお子さんなのかもしれませんね。

 

幼いころからの蓄積はあったと思いますが、昨年の11月頃に実際どのような出来事があったか、もう一度振り返ってみていただきたいのですが・・・・

 

息子さんの意見に対して理解を示すということではなく、頭ごなしに否定したり親の一方的に意見を押し付けたり反対したりということはありませんでしたか?

 

もちろん息子さんの意見を無条件で言いなりになれということではありません。親も子もお互いの立場を理解し、話し合って折り合っていくのが理想的ですよね。

 

誰のせいということではなく相性やお子さんの性格にもよりますから、わが子可愛さから来る言動もお子様の反応しだいではその都度、変えていったり、考えなくてはならないと思うんです。

 

子どもは二段階で成長する

ご参考になるかどうかわかりませんが、古市敏郎さんという心理カウンセラーの先生の本にあった一説をお伝えしますね。

 

子供は大別して、二段階で成長する。だから親も親の関わりも二段階で変えていかねばならないというものです。

 

それを犬と猫という例えで表わされているのですが、思春期のお子さんは猫親が世話やしつけをし、一緒に遊ぶことを楽しむ子供の猫の時期とは違い、ちょうど反抗期と呼ばれる時期で「第二の分離、独立の時期」親離れの兆しが現れたきたと言えます。

 

家にいてもだんだん家族と話さず、関わらなくなってくるこの時期に小さいころと同じ様に関わろうとして構おうとすると猫が嫌がってひっかくようにかみつく・・・・

 

良かれと思って言ったことでも

私にも息子がいますが、まだ高校生だったころ、あの時こう言われた、こうだったと思いっきり言われたことがありました。

 

親の私としてはただただ子供に良かれと思って言ったつもりでしたのでとてもびっくりしましたが、あなたを傷つけるつもりは全くなかったけれど、そのことで、あなたが嫌な思いをしたり傷ついたのだったらごめんなさいとそこは素直に謝りました。

 

親は忘れてしまっているような些細なことでも子供にはいろいろなことの妨げになるほどの一大事だったりすることもあるのだとその時気がつきました。

 

父親との関係について

旦那さまと息子さんとの関係はどうですか?特に男の子は男親との関係も影響する場合もあるようです。(うちも今は仲が良いですが一時期とてもひどい時期がありました。)

 

息子さんはまさにこの時期まっただ中の様な気がいたします。文面からですとお食事はいっしょに取られているのかなと受け取れましたが、まったく話しかけられない状況なのでしょうか?

 

一度11月頃の状況をご夫婦で話し合われて、もしお心当たりがあり心から息子さんのためにそうしてあげたほうがいいということになれば、何とかして息子さんに伝えていただきたいですし、お二人とも息子さんとまったくお話できない状況でしたらお手紙というのはいかがでしょうか。

 

急には難しいかもしれませんが少しずつ距離を縮めて行かれてはと思います。

 

頑固な面とありますが、長所と短所は紙一重ですので、自分の意志を通す意志の強さがあるということなのですからご心配なさらなくてもよいかと思いますよ

 

それでは今回のご縁で少しでもゆうこ様のお役にたてますことを心より願っております。chacoより

 

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息子が不登校だった時同じ気持ちでした

カウンセラー後藤

はじめまして、ゆうこさん。カウンセラーの後藤です。よろしくお願いいたします。

 

ゆうこさんが息子さんのことで悩んでおられる、そのお気持ちはとてもよく解ります。さぞご心配でしょう。私も息子が不登校になった時は、まさに、今のゆうこさんと同じ気持でした。

 

私の息子もきっと、ゆうこさんの息子さんと同じように悩んでいたと思います。しかし、それから随分時間はかかりましたが、今息子は、社会人として頑張っていますよ。

 

子どもと普通に接する事

「自分のことに口出ししないでくれ」は、息子さんと同年代の男の子ならば、殆ど必ずといってよいほど、一度は親に向かって言うセリフです。そのような時は、放っておけばよいのです。

 

息子さんの場合、食事の時は部屋から出て来られるのですから、家族で楽しく、いつもどおりに食事しましょう。何事もなかったかのように、普通にして、ただし、学校の話題には触れないようにしましょう。

 

家族皆が普通にしていれば息子さんも、時間はかかっても、徐々に普通に会話できるようになられるのではないかと思われます。息子さんにとって、家が居心地の良い場所にしてあげましょう。

 

しかし変に気を使ってしまうと、逆効果になるかも知れないので、自然体でいることが大切です。お風呂に入らなかった次の日は「なんだか臭いわね」などと言ってみてもよいでしょう。

 

もしも、それで息子さんがカッとなって部屋に閉じこもってしまわれても、また放っておきましょう。その後、出てこられた時には、また普通に振る舞えば良いのです。決して焦らないで、気長に、これらのことを繰り返してみてください。

 

話を受け止め、共感してあげる

息子さんがお母さんに何かを話しかけてみえたら、どんなことでもちゃんと聞いてあげてください。ゆうこさんから質問をするのではなく、息子さんが“お母さんと話したい”と思われるのを待ちましょう。

 

そしていつか、息子さんの辛い気持ちを話されたら、きちんと受け止めて、共感してあげましょう。ゆうこさんが息子さんの“寄りどころ”になってあげてください。

 

きっとゆうこさんは、息子さんに対して「なんとか学校に行ってほしい」と願っておられることでしょう。しかし、息子さんにとってのこれからの長い人生を思えば、今ここでの時間は、ほんの僅かな時間にすぎません。

 

そしてそれは息子さんにとって必要な時間であって、“不登校”も今の息子さんにとって必要なことなのです。長い人生のための充電期間だと考えましょう。

 

もしも仮に、息子さんが留年されることになったとしても、それは息子さんにとって必要なことだと受け止めてあげてください。今、留年は珍しいことではありませんし、恥ずかしいことでもありません。

 

その理由は、病気だったり、家庭の事情だったりと様々です。世の中には留年経験者はたくさんいます。留年で息子さんが将来的に不利になるようなことはないので、心配はいりません。

 

母親も自分の時間を

ゆうこさんは、何かお仕事をしていらっしゃいますか?もしも専業主婦で、いつも家におられるのであれば、たまには外に出かけて気分をリフレッシュしましょう。

 

いつも笑顔の優しいお母さんでいるためには、それが必要です。ちなみに私は、スイミングスクールと英会話教室に通っていました。息子さんにとっての、魅力的なお母さんになりましょう。 後藤より

 

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