過敏性腸症候群が原因で不登校に

不登校原因,過敏性腸症候群,対応

過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)になると

●下痢や腹痛、腹部膨満感
特に思春期前後に多い病気ですが、朝学校に行こうとすると下痢や軟便、腹痛が起きたり、お腹が張ったりガスがたまって苦しいということがあります。

 

あるいは、便秘が続いたり、そうかと思うと下痢になったりと便秘と下痢を繰り返すのも特徴です。そして、特に腹部膨満感では、お腹の張りだけでなく、おならが気になってしまってそれをおそれて学校にいけないということが多々あります。

過敏性腸症候群の不登校の子供への親の4つの対応法

病院、カウンセリングを受診

この病気は、最近増えている一方で、お薬によって軽減、改善することもあると言われています。お腹のことで気になって学校にいけない場合、お薬を服薬してすんなり学校に行けるケースもあるくらいです。

 

そのため、まず小児科や消化器内科など、専門の先生にみてもらって、診断、お薬の処方などをしてもらうといいです。不登校が長期化する前に、お薬で改善していければ、学校にも戻りやすくなります。

 

また、そうはいってもこの病気の根底にはストレスが考えられますので、対処療法的にならずに根本のストレスも緩和していく必要もあります。そのため、カウンセリングを受けて、自分のストレスを把握し、解決に向けて一緒に話し合えるカウンセラーを作ってあげると効果的です。⇒病院・診療科目の選び方について

 

食べ物に注意

油物、甘いもの、冷たいもの、炭酸などお腹がはりやすいもののとりすぎは症状を悪化させますので控えましょう。野菜をしっかりとったり消化の良いものを食べるなど、バランスの良い食生活を心がけることも大切です。

 

規則正しい生活習慣、朝の時間に余裕をもつ

早寝早起きはもちろんのこと、朝、慌ただしい時間になることは、症状の悪化につながります。できるだけ早く起きて朝食をしっかり取り、ゆったりと排便の時間をもてることはタイヘン重要です。

 

体を動かす

どうしてもこの病気になると、外に出るのがおっくうになってしまいます。家にこもりがちで動かないなんてことがよくあります。

 

でも腸の運動環境を整えるには、適度な運動やストレスをためないことが必要になります。そこで、休みの日に自分の好きなスポーツをしたり、ウォーキングをするなど体を積極的に動かすことが、予防&改善に役立ちますので、ぜひ行わせてみてください。

 

お腹の調子が良い状態が続いたり、多少の症状があってもそれを抱えつつ不登校を克服できるケースも最近ではよくあります。

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