ADHDなどの落ち着きのなさ・衝動性が原因で不登校に

ADHDなどの原因で不登校になる2つのケース

 

自尊心の低さ

子どもの問題行動の背景に、ADHDなどの落ち着きのなさや不注意、衝動性があることがあります。このような特性があると、本人は悪気があって、またそうしたくてそうしているわけではないにも関わらず、他に不快感を与えたり被害を与えてしまいがち。

 

そうなると、例えば学校では先生におうちでは親に怒られたり注意を受けてばかりになってしまいがち。それに、友だちにもいつもトラブルばかり起こすと敬遠されることが多くなることも・・・。

 

そうすると、自尊心が低下していきます。それに伴い、自信もなくなり気力もなくなってしまいます。

 

どうせ自分なんて・・・という考えが頭に浮かんでは消え、何もかも嫌になりむしゃくしゃしていきます。そうなると、学校なんて行ったってしょうがない、行きたくない、ということになることがあります。

 

人間関係によるストレス

ADHDのお子さんはコミュニケーションをとれない、空気が読めないのではなく、不注意、つまり集中がとぎれてしまうために人の話を聞き漏らしたり忘れてしまうことが多いために人間関係がぎくしゃくすることがあるのです。

 

決して悪気はなく、注意しようとしていないわけでもありません。でも、ついカットなってしまったり、人の話を聞く前に自分の話が止まらなくなってしまったり、約束や決まった時間を忘れてしまったりなどなど・・・

 

そんなことがよく起こってしまうのです。結果、友だちに敬遠されたり、トラブルになったりすることが多発し、学校に行きたがらない、行けない・・・などということに陥ることがあるのです。

ADHDや衝動性が原因で不登校の場合の対処法2つ

1 ソーシャルスキルを学ぶ

人が話しているときは、お口はチャック、自分の話は人の話を聞き終わったら(おうちの人や先生などに、その約束が守れなかったときは合図をしてもらう)、人との約束はメモって、そのメモはおうちの特定のボードに貼って忘れないようにするなどなど・・・

 

社会で生きていくためのソーシャルスキルをおうちの人が積極的に教えることが、その後のためにも効果があります。最近では、ソーシャルスキル、すなわちSSTの本もたくさん出ていますし、自治体でも行なっているところもあります。

 

まずはスキルを身に付け、自信をつけることを心がけてみましょう。

 

2 学校の席を考慮など、環境を整える

ADHDのお子さんはとても気が散りやすい傾向があります。そこで、できれば学校での席は窓際や後ろの席のようないろいろな物が視界に入って気が散ってしまうようなところは避けると効果的です。

 

例えば真ん中の一番前の席とか、集中するのは先生の話や黒板だけ、といった席にすると集中力が増し、聞き漏らしが減ります。また、お友達にも大事な約束などの話は、なるべくざわつかない静かな場所で話してもらうなどとすると頭に入りやすくなります。

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