自分の心とどう向き合うか?子供の不登校・ひきこもり
自分の本当の気持ちとは
自分が今、本当はどんな気持ちなのか人に伝えることはできますか?自分のことだから分かっているようで、しかし、意外と分かっていないのが感情(気持ち・心)。
特に男性は、男たるもの泣いてはだめだとか、弱音を吐いてはだめだと育てられることが多く感情を表現するのが一般的に得意ではありません。
全く学校では教えてくれないことなのですが、自分の気持ちを知って、それを上手に伝えることができると、
今まで分からなかったことも、相手のことをより深く理解できるようになったり、同じ言葉でも相手に分かってもらえるようになったり、人とのコミュニケーションが全然違ってきます。是非、一緒にみていきましょう。
感情的になってはいけない?
まず、多くの人は感情的になりそうな時(なぐりたくなるくらい腹が立つ、涙がこぼれそうなくらいつらいなど)自分の気持ちを隠したり、抑えようとしたりします。
大人たるものと思って、例え声を荒げてしまったとしても、心のどこかでブレーキをかけるように抑えようとします。
感情的になってしまった出来事が終わった後でも、何だか腹の虫がおさまらないとかありませんでしたか?
頭では分かっていて、気にしていないつもりなのに、何故かいつまでも心が痛むということはありませんでしたか?
実は感情は抑えてしまうと、そこに留まってしまうものなのです。
例えるならば、ゴミ箱からあふれそうになったものを、足で抑えつけてかさを小さく(密度は増加)したようなものです。だからと言って人に当り散らしても駄目ですし、間違っても人を殴ってもいけません。
感情を感じ尽くす
感情を感じつくすという表現をするのですが、まずは、自分は今どんな感情なのかを意識して認めてあげましょう。
頭では分かっているつもりでも、どんな理由があっても、それが大人げないことでも、筋が通ってないことだとしても今の自分の気持ちは、そうなんだと、ただあることを認めてあげます。
ゆったりした音楽を流しながら、その曲2回分から3回分くらいの時間をとってあげて感じてみます。そうすると、その感情、少しずつ小さくなっていきませんか?
全ての感情が消えてなくなるわけではないのですが、多くの感情は、こうして昇華していくことができます。
そうすると、その感情に振り回されることなく、どうして自分は、そんな感情になっていたのか考えて、それを相手に伝えることで、本当に相手とコミュニケーションをとることができます。
すごく腹が立っていたのは、本当はすごく寂しかったからとか、すごく心配していたからとか、気付いて、そう伝えてあげるとただ怒っていたときは言い合いにしかならなかったことも、お互いに気持ちを通わせることができます。
ポジティブな感情が苦手な人は
ネガティブな感情以外に、ポジティブな感情を感じるのが苦手な人もいます。そういう場合は、感じてもいいんだって自分を許してあげるといいです。
気持ちがいっぱいいっぱいになるときもあると思います。まずは、自分の気持ちを上手に扱ってあげることができれば、子供の心に寄り添うこともできますし、見守ることもできます。
抑圧しても、隠したつもりでも、不思議なことに、相手にその気持ちは伝わってしまいます。感情は、上手につきあうことで、人と人を繋いでくれます。
一呼吸おいて自分の感情を見つめる
すぐにはできなくても、今、自分は何を感じているんだろうかと一呼吸おいて、自分の感情から目を逸らさずにじーっと見つめてあげることで、きっと今よりいいコミュニケーションができるようになります。
それに何より、感情に振り回されることが少なくなれば、あなた自身、楽になれます。是非、取り組んでもらえればと思います。
不登校解決への近道を知るには
不登校解決への近道は、「子供に寄り添い、話を聞いてあげる事」です。
たったこれだけの事で効果はきちんと現れます。
あなたは「私はちゃんと子供の話を聞いている!」
と思うかもしれません。
でも本当に出来ていますか?
「子供の話を聞いてあげる、そして親子で一緒に答えを出す」
という方法で多くの親子が不登校の問題を解決している事例があります。
参考にして下さい。
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