親のあなたが意識するべきこと
今どんな表情ですか?
これまで、いろいろな話をしてきました。
最初は、まずは子供が見ている世界をお伝えし、その後、聞き方や話し方を、そして学校や病院、仕事とのお付き合いの案もお話させていただきました。
ここまできてですね、ふと振り返ってほしいのは、どんな表情をされていましたか?
きっとですね、"はつらつとした笑顔"・・・ではないですよね。
大切な子供さんのことだから、きっとすごく悩んで、心を痛めていらっしゃると思います。
もしかしたら、心無い人から、育て方が悪いと、責められたり、なじられたりすることもあるかもしれません。でもですね、どうか、深刻な表情をしないでほしいと思います。
「あはは、何とかなる」くらいの思いを心のどこかに、置いておいてもらえればと思います。
子供は親が苦しんでいるのを見たくないもの
と言うのも、子供は、どんなことがあっても、親が大好きなものです。もしかしたら、口では悪態をついている子供でも、心の中では好きなんです。
その親が自分のことで、苦しんでいたり、悩んでいる姿は、余計に子供にとってプレッシャーになることがあります。
自分のせいで、親に行動を制限させてしまっていることがプレッシャーになる子供もいれば、自分の傍にいてほしい子供もいます。
自分の時間を持つ。
ですので、一概に、どう行動するのが良いのかというのは人それぞれ異なってきますが、言える事は自分の時間を持つようにして欲しいということです。
自分の時間というのは、好きなことをしていて、頭も心の中も楽になったり、リフレッシュできる時間です。
家にいてほしいと思う子供さんの場合であれば、読者やガーデニングや、もしかしたら犬を飼って、世話をすることができることかもしれません。そうではない場合は、毎日でなくても、短時間でもいいので、外に仕事に出てみるのもいいでしょう。
何かに集中していたり、誰かと何気ない会話して笑うだけで、リフレッシュすることができます。子供のことで一杯だった頭も、思いつめる時間が減ると、重たくならずに子供さんと会話ができるようになるかもしれません。
子供さんとの直接の関係でなくても、もしかしたら、ご夫婦の関係だったり、その他の家族間の関係が変わると、家の空気が変わり、子供さんに変化が現れるかもしれません。
目には見えないところで、人は繋がっていて、特に家族間は、離れていても影響しあうこともあるくらいです。この自分の時間を持ち、明るい家庭を作っていくことの大事さは「ひきこもりの解決と社会復帰」でも述べています。
子供を変えるのではなく、自分が変わってみる
誰かが変わるのを待つのではなく、まずは自分から、楽しさの仲間入りをして、そこに家族を呼び込んでいけるようになれたら、理想的ですよね。
誤解されることの多くは、"逃げているんじゃないか"ということなんですが、それは全くの逆で、これは、しなやかな強さなんです。
問題と向き合うというのは、深刻な顔をして、自分を責め続けるということではありません。厳しい言い方をすると、自分を責めるというのは、言い換えると、誰かを使って自分を痛めつけているとも解釈できます。
反省すべき点や、改善したほうがよい点はあるかもしれません。それは、取り組んでいけばいいだけで、自分を責めることとは、違いますよね。
どんな状況でも、その痛みを感じながらも、人に優しく接することができる人の傍は、とても温かく、安らぐことができます。是非、太陽のような場所を、一緒に作っていきましょう。
不登校解決への近道を知るには
不登校解決への近道は、「子供に寄り添い、話を聞いてあげる事」です。
たったこれだけの事で効果はきちんと現れます。
あなたは「私はちゃんと子供の話を聞いている!」
と思うかもしれません。
でも本当に出来ていますか?
「子供の話を聞いてあげる、そして親子で一緒に答えを出す」
という方法で多くの親子が不登校の問題を解決している事例があります。
参考にして下さい。
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