子どもとの具体的な接し方~聞き方編~
前回(解決への近道。子供に寄り添うという事)で
「自分の気持ちや考えや価値観を、一度棚上げして、そういう気持ちなんだ、そんなことを考えているんだと、良い悪いの判断をせずに、見てあげて(聞いてあげて)ください。」
とお伝えしました。
実際に、どうしていけばいいのかを、具体的にお伝えしていきたいと思います。
子供に心を開いてもらう話の聞き方
すぐ出来なくても、駄目じゃないです
今回も、一度に全てできなくても、大丈夫です。
カウンセラーを目指して入学してくる人達でも、最初はできずに戸惑うくらいです。私達は、一切教えてもらうことなく、大人になったのですから、できなくても、不思議ではありません。
それは、恥ずかしいことで、駄目なことでもなくて、今できることを見つけただけのことなのです。
今回は、まずは「聞き方」について、子供(に関わらず)
「どんな風にコミュニケーションをとっていけば心に寄り添い、子供に心を開いてもらいながら、自らの意思で社会的な自立へと促していくことができるのか?」
について、お話したいと思います。
話す事より聞く事が大事
実は、話すことよりも、聞くことのほうが、大事です。そして、難しくもあります。
それではまず、今の私達はどんな風に聞いているのか?現状を客観的に把握するところから入っていきたいと思います。まずは、自分達の今を知ることから始める、それが、全ての問題の解決の第一段階となります。
つい答えを求めてしまう
私達は、相手の話や特に悩みを聞いたとき、問題の解決案を、つい出そうしてしまいます。
・こうしたらいいよ
・そんな考え方は、間違っているよ
・・・などです。
しかし、実際には人を変えることはできません。
『他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる』(エリック・バーン博士)
という有名な言葉があります。
サポートするという意識
私達が人に対してできる働きかけは。その人が変化しやすいサポートをすることなんです。
それは
- 「どうしてこんな話し方をするんだろう」
- 「どんな気持ちで、話をしてくれているんだろう」
- 「そのときは、どんな思いをしたんだろう」など
私達が積極的に相手を理解しようと聴くことで、相手は、自分の心のうちを話してくれるようになります。そうすることで、心の整理がついたり、思いがけない答えがみつかったりなど、精神的に成長する可能性が高くなります。
これも100%ではありませんので、あくまでも可能性を高めることになります。しかし、続けていくことで、変化は訪れますので、是非、続けてほしいと思います。
さらに「聞き方に」ついて詳しく考えていきます。まずは子どもに対してやってはいけない12個の事を理解しましょう。⇒悩む子供に対してやってはいけない12個の事とは?
不登校解決への近道を知るには
不登校解決への近道は、「子供に寄り添い、話を聞いてあげる事」です。
たったこれだけの事で効果はきちんと現れます。
あなたは「私はちゃんと子供の話を聞いている!」
と思うかもしれません。
でも本当に出来ていますか?
「子供の話を聞いてあげる、そして親子で一緒に答えを出す」
という方法で多くの親子が不登校の問題を解決している事例があります。
参考にして下さい。
[悩む子供に心を開いてもらう話の聞き方]に関連する記事
●ページナビ
不登校にまつわる原因・対策・子供との接し方・学校との付き合い方・親として意識するべきことなど様々な視点で不登校について学びましょう。 |
不登校やひきこもりなど様々な問題に対して当サイトの複数のカウンセラーにメールで無料で質問・相談できます。メールアドレス記入不要です。 |