悩む子どもが親のあなたに求める3つの事とは?
さらに、深く突っ込んで見ていきたいと思います。
悩んでいる時に抱えている3つの事
子どもに限らず、人は悩んでいる時、
- 気持ちをわかってほしい
- 考えを理解してほしい
- こんな悩んでいる私でも、愛してほしい
この3つの思いを抱えているんです。
不登校やひきこもりで悩むお子さんも、この3つの思いが満たされたとき、自分の力で変わっていこうと前向きになり、自分の問題と向き合い始めます。
自分を認めて欲しい
3つに共通しているのは「自分を認めて欲しい」という気持ちです。
例えば子供が善意で家族のために掃除や手伝いをしようとした時、親が「それは私がやるから」と子供の行動を止めたとします。
そうすると子供としては不満が残ります。親としては子供のためを思ってそうしたのに、「なんで子供が不満なの!」と思うかもしれませんが、子どもがやりたかったことは、手伝いや掃除というよりもそれをすることによって、親や家族に認めてもらい、感謝されたいという事なのです。
誰かに認めてもらいたい、感謝されたい、役に立っているという実感が欲しい、これは子供に限らず大人でもその気持ちはあるはずです。子供が話す言葉や取る行動の奥にどんな気持ちがあるのか考えながら子育てをしてみてください。
やってはいけない聞き方で成長が阻害される
しかし、ここで、12個のやってはいけない聞き方(反応)をしてしまうと、この3つは、全く満たされることはありません。
むしろ、
- 私の気持ちなんて、どうでもいいんだ
- 私の考えなんて、重要じゃないんだ
- 私のことを、大事にしてくれないんだ
と感じてしまうんです。
それは、あなたが、相手の考えや気持ちよりも、自分の考えや価値観を相手に伝えて、自分の中にある気持ちを満たそうとしたからなんです。
その気持ちは、「どうにかしてあげたい」という思いかもしれませんし、「このままではいけない」という不安からかもしれません。
でもそれが知らず知らずのうちに、そんな自分の思いを優先するあまりに、相手の成長を阻害してしまっている可能性が高いんです。
子供に寄り添うという事とはに書いた
「自分の気持ちや考えや価値観を、一度棚上げして、そういう気持ちなんだ、そんなことを考えているんだと、良い悪いの判断をせずに、見てあげて(聞いてあげて)ください。」
とお伝えしたのは
相手の3つの思いを満たすため、相手が、「聞いてもらっている」と感じられるために、コミュニケーションをとる必要があるからなんです。
テクニックより心の在り方、姿勢
聴くことは難しいことですが、大切なことは、これを意識して、コミュニケーションをとることです。テクニックではなくて、心の在り方・姿勢だということを覚えておいてもらえればと思います。
では次に、子どもへの話し方を学びましょう。⇒子供へ素直に気持ちを伝える話し方
不登校解決への近道を知るには
不登校解決への近道は、「子供に寄り添い、話を聞いてあげる事」です。
たったこれだけの事で効果はきちんと現れます。
あなたは「私はちゃんと子供の話を聞いている!」
と思うかもしれません。
でも本当に出来ていますか?
「子供の話を聞いてあげる、そして親子で一緒に答えを出す」
という方法で多くの親子が不登校の問題を解決している事例があります。
参考にして下さい。
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