学校行事による登校刺激

登校刺激/学校行事

子供が言い出すまで待つ

学校行事が、年に何回かあります。それは、修学旅行だったり、運動会だったり、体育祭だったり、文化祭だったり。遠足や発表会など。友達関係が原因で不登校になった場合は、学校行事に参加したいと思わないケースもありますが、そうでは無い場合は意外と、学校行事には参加したいというケースがあります。

 

そんな時のために、学校のプリントや案内などをもらったら、親子で問題なく会話できるときにはその内容を伝えたり、会話が困難なときは渡してあげると良いです。

 

もちろん、渡したり、話した後は、行きたかったら言ってねぐらいで抑えて、後は、子どもが言い出すまでは、待ちましょう。そこで親の気持ちが先走って、期待をしてしまうと、かえって子どものやる気を削いでしまいますので、注意してください。

 

行事に参加できた事実を大事に

また、普段の学校生活は行けないのに、修学旅行などの遊びごとだけには行くのかと責めるのも、よくありません。そこは、本人が自発的に「行きたい」「やりたい」と発言してくれたことを、喜びましょう。

 

もちろん、学校行事に参加できたからと言って、必ずしも、その後も、登校できるようになるとは限りません。しかし、一歩進めたということで、それは大事にしてほしいことだと思います。

 

家族全員が何かしらがんばったということとして、全員が受けとっていいことなのです。

 

こんなときは・・・

学校行事に参加したいために、いろいろと役割などを張り切ってしまい後から疲れがでてしまうこともあります。

 

そんな時は、はりきってしまったことを指摘するのではなく、今度、同じことをするなら、どうしたらうまくいくのかを、子どもと一緒に考えてあげましょう。一緒にうまくいく方法を考えられたら、子どもの中では、失敗から次へのチャレンジとして、前向きな気持ちになれます。

 

子どもの前にたって手を引っ張るのではなく、子どもと同じ目線にたって、肩を並べてその位置から一緒にあっちの道はどうかな、こっちの道はどうかなと模索をしていきましょう。そうすることで、不登校が社会への遅れではなく、社会で生きていくための本当の力を養ってくれる時間に変わるのです。

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