あがり症から不登校に。13歳中学生女子|不登校の原因対策案内所

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あがり症から不登校に。13歳中学生女子。

あがり症

不登校に関するご相談内容

【親のお名前】:　sn
【子供の年齢】:　13　女子

【不登校の期間】:三日前の月曜日から

不登校の状況

初日は朝も普通に起きて、制服に着替え支度もしてるのに机の前から動かない。二日目、三日前に関しては起こすまで起きない、起きても表情は暗い。

話しかけても返事はなく、無表情で机の前から動かない。

【家族構成（同居、別居含む）】
養父（本人が小学校入学時に私が再婚）母（私）本人妹（小５）

【ご両親の職業】:養父→サラリーマン、母（私）→パートを辞めて主人の会社へ就職

ご相談内容

小さい頃から極度の上がり症と内向的で、小学校時代も一度もクラスで給食を食べれませんでした。

中学に入って自分でも努力し、お弁当初日から食べ初めていたのですが未だに音楽、英語の発表が出来ず嘘をついて早退や遅刻をするようになりました。

担任と私のやり取りでそれが明るみになり、担任の先生曰く叱ってしまったと伝えられたのが、行かなくなった当日やその直前までは、部活に見学に行くから帰りが遅くなるなど嬉しそうに話していたのですが、それを境に一言も話さなくなりました。

私個人は、中学に入りかなり前進したと思う反面、理由も話してくれず登校拒否をする娘に優しく出来ず冷たく発言してしまうのも原因のひとつと思います。

以前にも夏休み前に、一週間程体調不良を理由に欠席したのですが、週明けには普通に登校しました。ですが今回は理由が明確ではないので不安です。

「あがり症が原因で不登校」への私からの返答

ご相談ありがとうございます。

まずあがり症は、極度の緊張から「みられている」ということが先に立ってしまい必要以上に硬くなってしまうことから始まります。

自分が思う程他人にはみられていなくても「みられている」と思うと頭の中が真っ白になってしまうのですね。

これは「慣れ」が必要ですので人前で話す機会を多く作ってあげないといけませんが、なかなか発言する機会もない場合は益々「人前に出るのがいやだな」と思ってしまうのです。

しかしお友達と一緒にいたりする時はリラックスして良く話す、という子も多いものです。人に見られている感が少なくなるからでしょう。

これは「自分が他人から良く見られたい、上手くやりたい」という発表の場よりも緊張せずに自分の言いたいことだけをいえば良いという状況にあるからです。

あがり症の方は不安障害も伴っている事が多いものです。「こうしなくちゃ」「こう思われなきゃ」と思うゆえんに緊張が高まってしまうのです。

そんな時にはお子さんに「深い深呼吸」をするように教えてあげてください。呼吸法は深い呼吸を意識して長く吐くことで、緊張を和らげる役割があります。そして緊張せずに話せるように自宅でも呼吸の訓練をしてみてください。

とにかく人前で話す前に深い呼吸をして長く吐きだす癖をつけてください。

それから、お子さんには人前に出るときにグッと肩に力を入れてそのあと一気に脱力する。いわゆる筋弛緩法を取り入れてから発言や何かをするようにしてみてください。

筋弛緩法は身体のリラックスを戻し、緊張をとります。

多少でも発言する前や学校に行く緊張をいつでもどこでも解けるようにしておいてあげれば「気にしなくなる」のです。

多少の緊張はいいけど極度な緊張は無駄である、と理解をさせて、リラックスするための筋弛緩法をとりいれた上に登校させたり、話させたりしましょう。

そのほうが自分も楽しめるよね！ということが解れば徐々に自分から学校に行けるようになります。

先生や親に怒られたとしてもそれは「あなたに正しい事を教えたいから」と理解させましょう。先生に言われなくなったら逆におしまいだから、言われるほうがいいというイメージを作ってもらうのです。

不登校を解決するというイメージよりもまず、あがり症を少しでも改善するほうが登校を再開するには近道だと感じます。

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