子供がいじめにあったらどうする?
不登校やひきこもりの原因ともなる「いじめ」。近年再び大きく取り上げられていますが、親としてどのように解決に向けて対策を取っていけばいいのでしょうか?
子どもがいじめにあったら、どうしたらいいのかという不安
これは、いじめにあった場合の悩みでもあると同時に、いじめにあったらどうしようという「起こるかもしれないことへの不安」であり、また、不登校の原因は、もしかしたら、いじめられているのではという危惧もあるかと思います。
いじめにあっているのかどうか、それは、結局、本人にしか分かりません。
周りは、そんなに悪意がなかったことでも、とても本人の心を傷つけてしまうこともあるでしょう。
周りは、無視しているつもりでも、意外と本人は何にも感じてなくて、いつの間にか、いじめの対象から外れていたりということもあります。
だから、本人がいつでも親に心を開いて話せる、そんな環境づくりが一番大切だと言えます。
子供がいじめにあっている場合の兆候
いじめにあっているのを外から発見するのは難しいのですが
- あきらかに、おかしい服や体操着、靴への汚れや
- 持ち物がなくなったという発言の頻度
- 教科書やランドセルなどが、汚れているとか
- 体による青あざなどある
これらは、いじめを疑ったほうがいいです。
本人が何も言わない理由
しかし、本人が何も言わないということには、何か理由があるというところまで、配慮をしてほしいのです。
- 言えば、親には何て言われるのだろうか心配
- 厳しい家であれば、そんないじめを受けるのは、お前が軟弱だからだと逆に責められてしまう不安。
- 親がすぐに学校に文句を言ったりする場合、事が大事になってしまい、学校に居づらくなってしまう不安。
- さらなるいじめが怖くて言い出せない場合
- 親がすぐに心配して具合を悪くしてしまう場合は余計な心配はかけたくないという想い。
必ずそこまで考慮した上で、聞いてあげたり、行動をとってあげてください。
気づきにくいいじめも・・・
外見や外傷によるものは見つけやすいのですが、大人社会を見れば分かるように、言葉や態度によるいじめもあります。
- ひどい言葉を言われる、
- 陰口を言われる、
- いやなことをさせられる、
- 何かにつけて悪者にされる、
- 無視されるなど。
そういった態度に傷つくのは、子ども自身どこかで、自分はそういうことをされる人物なんだという自己概念がある場合が多いです。
そんな傷ついている子に向かって、「学校に行かないあなたは、何て駄目なのかしら」というメッセージを投げては、傷に塩をぬりこむようなものです。
自分自身の自己概念を取り戻すには、十分に両親からの愛情を感じられるのが一番です。
私は、こんなに両親から愛されているんだというのがその子の心を元気にしてくれます。
本当の意味で、心が立ち直ることができれば、後はその子が行きたい環境に行けば、また自由にのびのびと育っていくことができるでしょう。
子供がいじめられていることが分かったら。
いじめは「犯罪」です。決して無理に学校には行かせないようにしてください。ただし、生活習慣は普段通りきちんとさせておくことも重要です。
その他注意点など、いじめが発覚した後の対応はこちらをご覧ください。
→いじめや友人関係のトラブルが原因で不登校になった場合の対応方法
いじめにあったら【親の対応法】記事一覧
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