中学2年の転校で不登校に。14歳女子|不登校の原因対策案内所

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中学2年で転校をきっかけに不登校に。

前の学校に戻ってもいいの？

中学2年,転校,不登校

【お名前】 M
【子供の年齢】 14才
【子供の性別】女

【家族構成】母同居姉同居妹同居父離婚し別居

【両親の職業】母事務関係

【不登校の期間】たまに休んだりしていて、一週間前から毎日休んでいる

【不登校の状況】中2で転校してきて、友達関係や学校の状況が変わりすぎて行かなくなって休日は前の学校の友達と遊んだりしている

【ご相談内容】前の学校では賑やかな方でクラスでも目立つかんじでした。クラブもバレーボール部に入部し、毎日学校を楽しんでいるかんじでした。転校して、最初は友達も出来て楽しんでいましたが、その友達に裏切られたらしくクラスでも浮いた存在らしいです。

担任の先生は他中からきた先生で頼りない感じで、クラスにバレーボール部の女の子は1人もいないです。最近はずっとまえの学校に戻りたいと泣いています。こんな理由でまえの学校に戻ることは可能でしょうか？戻ったところでなんで戻ったきたの？とはならないでしょうか。

カウンセラーからの返答

カウンセラー岡本

カウンセラーの岡本です。最近ずっと前の学校に戻りたいと泣いているお子様を見て、とても心配ですね。

お母様としては元の学校に戻られても地理的にとか、お仕事の都合など（転校されて来た理由が知りたいですが）大丈夫であるのならば、元の学校にお話しして、戻ることが可能であれば戻られるのが良いのではないかと思います。

学校側にまずは、そのお話をされてみてはどうでしょう。気分が塞いで、なかなか行動が出来づらいとはお察しいたします。が、えいっと勢いをつけて、まずはそれを相談してみましょうよ。

何でまた戻って来たのと思われるのではとの心配についてですが、そこは嘘も方便というか、お母さんのお仕事の都合でとか、そんなにご心配する必要なないと思います。

お子様がストレスにならないように、その場合はお母様と、お子様と学校側で話を合わせて理由はこれこれということで、ときちんと前もって相談して決めておけば、クラスメートから訊かれても、お子様も困らないと思いますよ。

お子様自身のカウンセリングというものもありますので、そういうものも利用してみられると良いと思います。（これは本人が行きたがらなければ、それまでですし、無理強いは絶対しないでくださいね。）

気にはなるでしょうが、世間の目など気にせず、戻ることで解決できそうなのであれば、私ならばそうすると思います。それが物理的に不可能（元の学校に戻ることが）な場合は、また一緒に考えていきたいと思いますので、どうぞ御相談下さいね。

追記：前回の転校の経緯が文面からでは分からなく、元の学校に戻ることが可能であるような内容にとれたため、そう書きましたが、もしも今回のように一人の人から裏切られたことと、クラスで浮いている、ということ（どうしようもないような虐めをクラス全体から受けているなどであれば転校も手段の一つと思いますが）

たった一人の裏切りのたびに転校をしていてはそれは「回避」を強化してしまいます。お子様とよく話し、「人は傷つけられることもあるし、気付かずに自分が人を傷つけてしまっていることもあるである。」「全員から好かれなければ、もう終わりなのか」、など認知行動療法的なアプローチが必要になってきます。よければ引き続きご相談させていただきます。

はじめまして、Mさん。カウンセラーの後藤です。よろしくお願いいたします。

お嬢さんのことで悩んでおられるそのお気持ちは、同じ母親としてとてもよく解ります。お察しいたします。

お嬢さんはもともと、とても明るい性格で、活発でいらしたのですね。しかし、新しい学校のお友達に裏切られたことによりショックを受け、登校できない状態におられるのですね。。信頼していたお友達に裏切られるということは、本当に辛いことだと思います。

ご質問の、前の高校に戻れるかどうかということは、その学校にもよると思いますが、まず難しいとお考えになられた方がよろしいかと思います。Mさんのお気持ちはわかりますが、仮にそれが可能だとしても、私はそれがお嬢さんにとって良いこととは思えないのでお勧めできません。それでも、どうしてもと思われるのであれば、詳しいことは前の学校に問い合わせてみください。

不登校の原因は人それぞれで、色々なことが考えられます。おかあさんが思っておられること以外にも原因はあるのかも知れません。まずはおかあさんであるMさんが、お嬢さんの“寄りどころ“になってあげてください。お嬢さんがおかあさんと話したいと思われる時に、お嬢さんが話したいことを聞いてあげてください。

バレーボールのことや、前の学校のお友達のこと、好きなアイドルの話でも何でも、おかあさんは”聞き役”に徹してあげることです。ただ、その時気をつけなければならないことは、決して無理に話を聞き出そうとしてはいけません。あくまでも自然体でいることが大切です。

そしてお嬢さんが今まで辛かったことや今悩んでおられることを話された時には、それをしっかりと受け止めて、共感してあげてください。しかし人は、自分の嫌なこと、恥ずかしいことは話したくないものです。お嬢さんの本音はなかなか話してもらえないことも考えられます。

しかし急がないでください。焦らないで、お嬢さんにとっていつも笑顔の優しいおかあさんでいてあげてください。それが問題解決のためには、一番大切なことです。

カウンセラー高山