不登校の理由・原因が分からない。

TYさんからのご相談内容

理由

【お名前】:TYさん
【子供の年齢】: 13
【子供の性別】: 女

 

【不登校の期間】:現在中1。今年の8月25日から現在しかし10月末に2日間登校したがまた不登校

 

【不登校の状況】:
毎日深夜迄起きてゲーム、次の日のお昼過ぎに起きる。晩ご飯は、1Fで家族と共に食事し、友達とは、少し遊ぶようになりました。

 

しかし本当の自分の気持ちは(不登校)理由は話さない。娘はアイドル(嵐)に夢中で楽しみはそのことだけみたいです。旦那は今だに、こんなふうになったのが信じられなく、前迄と同じ接し方です。

 

私は、歩みよるようにして色々娘に接して買い物等、料理の手伝い、一緒に銭湯など様々やっています。たまに私が嫌味なことを言うと、口も聞きたくないのか部屋に行ってしまいます。

 

【家族構成(同居、別居含む)】:
 父・母・長男(中2)本人長女(中1)同居

 

【ご両親の職業】:
 父(会社員)
 母(会社員)

 

【ご相談内容】:
先月の末に、友達からも学校に来てと誘われたり、本人も考えたのか自分から学校に明日から行くといいましたがやはり、続きませんでした。

 

(教室)ではなく学校にある相談室です。そこも他の先輩がいるので気を使うみたいで、今度は会議室を仕切ってそこでもいいということで1日いったが、多分友達(ラインとか)の問題なのかとも思うが、話してくれない。

 

何を考えているのか、これから不安でないのか娘の気持ちがわかりません。よく親は、攻めれば居場所がなくなるので家族は、普通にしていればといいますが、焦らないで長くといっても、苦しい毎日です。

私からの回答

お友達から誘われて学校に行くまでは出来ているのですね。
学校に行くとなんとなく誰かに気を使っている様子がうかがえますが

 

ご自身がなんとなく他の人と一緒に何かをするのが苦手になっているようです。

 

ラインなどのコミュニケーションでは本来の対面コミュニケーションが出来なかったり仮想の世界だけで済ませてしまう傾向があるので対面コミュニケーションが苦手になることがあります。

 

いわゆるゲームやバーチャルに浸ってしまうので、趣味の範囲を超えなければ大丈夫ですが人と接することがいやになることもあります。

 

不登校の原因・理由を言ってくれないのは何故?

不登校の理由・原因を言ってくれないとの事ですが、考えられる事として

 

親に話した後どうなってしまうのか不安

TYさんに不登校の理由を話したとして、TYさんはその原因を解決しようと何かしら行動を起こすと思います。

 

TYさんがその原因を先生に相談すれば、先生から友達やクラスメイトに話が広がっていくことも考えられます。

 

その不登校の原因が友達やクラスメイトに知られたくない内容だとしたら、TYさんに本当の事を話すのをためらうのも無理は無いのではないでしょうか。

 

また、本当の理由を話して、もし万が一TYさんも含め、友達や先生に「そんなことで悩んでたのか」と思われると考えている子もいます。

 

不登校を認めたくない

自分が学校に行かない理由を話してしまえば、不登校の自分を認めてしまうことになります。「クラスメイトが普通にできる事を自分は出来ない」と考えて「自分が遅れている気がする」と無意識に考えているかもしれません。

 

以上の2点に共通するのは「自分が周りからどう思われているのか、評価されているのか」を気にして不安になっているという点です。

 

娘さんが本当の理由を話してくれる為には「親や先生に相談したら解決する」と娘さんに思ってもらう必要があります。

 

不登校の解決への道筋が明確になれば、娘さんも協力してくれるはずです。

 

しかし、それは原因も分からないままでは無理な話ですよね。また、不登校の場合は原因が分かったとしてもそれを解決すれば済む問題でもありません。

 

まず、TYさんにできる事は、「娘さんの気持ち・辛さに共感して寄り添う」事です。「楽しかったね」「辛かったね」「まあ人生いろいろあるよね」と娘さんに共感して寄り添い、大きな気持ちで受け止めてあげてください。

 

娘さんは、好きなアイドルに関することは生き生きとしているようですが特に制限する必要はありません。

 

できれば、お母さんも一緒にコンサートに行くような形でコミュニケーションをとってみることはできないでしょうか。

 

ファミリー会員などもあると思いますので、娘さんの趣味と思って割り切って楽しみを共有するのはどうでしょうか。

 

また、学校以外の居場所、人間関係を作るというのも一つの手です。

 

アイドルのファンなので、同じ趣味を持った年上や年下の方と接点をもつ機会があるかもしれません。そういう時も安全面だけは注意して快く受け入れてあげてください。

 

そうすることで「世の中にはいろんな人がいるんだ」「私は人と違うかもしれないがそれで良いんだ」と気づき、視野が広がる可能性があります。

 

しかし、生活のリズムにはメリハリをつけてからコンサート、アイドルのことを楽しむというけじめをつけさせるようにしてください。

 

学校に行くのも初めは少人数教室や補習教室でもいいです、周りがいてもきちっと自分のやることをやるということを徐々に意識させてください。

 

あくまでも「徐々に」です。

 

最後に、「不登校の原因を知り、解決しよう」という考えはまずは置いておいて、娘さんに「この人に相談すれば何とかなるかもしれない」と頼ってもらえるような信頼関係を築くことを意識して娘さんと接してみてください。

 



 

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